スキンケアの手順として化粧水の後に乳液を使ってました。
年齢を重ねてからはより「しっとり感」を重視したくてコクのあるクリームを使い始めました。
そこで疑問が生まれたんです。
あれ?乳液とクリームって同じものなんじゃ??
今回は、そんな疑問に迫りたりと思います。
本日の対象者
・乳液とクリームは同じものだと思っている人
・クリームはべたつくので使いたくない人
・クリームは食べるものだと思っている人 ← そんな人おらんw
結論
乳液とクリームは似ていますが、違うものです!
乳液とクリームの基本的な違い
乳液とクリームの大きな違いは、「水分と油分のバランス」「テクスチャ」「スキンケアでの役割」です。
項目 | 乳液 | クリーム |
---|---|---|
水分と油分のバランス | 水分が多く、油分が少なめ | 油分が多く、水分が少なめ |
テクスチャ(質感) | 軽くてサラサラ、伸びが良い | こっくりと濃厚、密着感がある |
保湿力 | 保湿はするが、油分は少なめ | 高い保湿力があり、乾燥を防ぐ |
スキンケアでの役割 | 肌に水分を補給しつつ、適度に保湿する | 水分を閉じ込め、蒸発を防ぐ |
使うタイミング | 化粧水の後、クリームの前(または単体で) | 乳液の後、スキンケアの最後 |
適した肌タイプ | 普通肌・脂性肌・混合肌 | 乾燥肌・敏感肌 |
乳液の特徴

乳液は「水分補給+軽い保湿」です。
乳液は水分が多めで油分が少なめなので、肌にうるおいを与えつつ、サラッとした仕上がりになります。
«乳液の基本的な構成»
乳液は、水分をメインにした保湿アイテムで、そこに少量の油分が加わってできています。
水分:油分 ≒ 7:3 くらいが一般的。
「水分多め・油分少なめ」なバランスが、乳液の軽い使い心地を作っています。
«成分の例»
・水分(精製水など)
・油分(植物油、スクワランなど)
・保湿成分(グリセリン、ヒアルロン酸など)
・乳化剤(水分と油分を混ぜるための成分
«乳液の役割・効果»
・化粧水で与えた水分を逃がさない
⇒乳液の油分が、化粧水の蒸発をある程度防いでくれる
・肌の柔軟性を高める
⇒角質層をやわらかくして、美容液やクリームのなじみを良くする
・うるおいバランスを整える
⇒乾燥しすぎず、ベタつきすぎず、快適な肌状態に近づける
≪メリット≫
・べたつきにくく、軽い使用感
・肌の水分バランスを整える
・乳液だけでもある程度の保湿ができる
≪デメリット≫
・乾燥がひどいと保湿力が足りない
・水分が蒸発しやすいので、乾燥肌には物足りない
・成分によっては、脂性肌に合わないものもある
💡こんな人におすすめ
・普通肌・脂性肌・混合肌の人
・思春期・皮脂が出やすい年代の人
・さらっとした仕上がりが好きな人
クリームの特徴

クリームは「水分を閉じ込めてしっかり保湿」します。
クリームは油分が多めなので、肌の水分を閉じ込め、乾燥から守る「フタ」の役割を果たします。
«クリームの基本構成»
クリームは、油分をベースにした保湿アイテムで、乳液よりも油分の割合が多いのが特徴です。
一般的に、水分:油分のバランスは 4:6 ~ 3:7 程度で、しっとりこっくりしたテクスチャになります。
«主な成分»
・油分(エモリエント成分):ワセリン、スクワラン、シアバター、ミネラルオイル など
・保湿成分:グリセリン、ヒアルロン酸、セラミド など
・水分:精製水など
・皮膚保護成分:シリコンやワックス系の成分が入っていることも
«クリームの役割・効果»
・化粧水・乳液で与えた水分を“封じ込める”
⇒油分の膜で水分の蒸発を防ぐ
・肌のバリア機能を高める
⇒外部刺激(花粉、乾燥、摩擦など)から肌を守る
・乾燥による肌トラブルを予防
⇒乾燥・つっぱり・粉ふき・かゆみを防止
≪メリット≫
・高い保湿力で肌のうるおいをキープ
・乾燥や外部刺激から肌を守る
・夜のスキンケアや冬の乾燥対策に最適
≪デメリット≫
・べたつきやすく、脂性肌には重すぎることも
・脂性肌の人はテカリ・毛穴詰まりの原因になることも
・季節や肌状態によっては、油分が多すぎる場合も
💡こんな人におすすめ
・乾燥肌・敏感肌の人
・しっかり保湿したい人
・夜のスキンケアにこっくりしたアイテムを使いたい人
乳液とクリーム、両方使うべき?

肌質・季節・スキンケアの目的によって答えが変わります。
両方使うメリットとデメリット
✅️両方使うメリット
・保湿効果が高まる → 乳液で補った水分をクリームで閉じ込める
・肌のバリア機能を強化できる → 乾燥・刺激から肌を守る
・スキンケアの持続力UP → 長時間しっとりした肌をキープ
❌️両方使うデメリット
・ベタつきやすい → 特に脂性肌の人は重たく感じることも
・スキンケアの工程が増える → 時間がないと面倒に感じる
・肌質によっては油分が多すぎることも → ニキビやテカリの原因になる可能性あり
乳液とクリーム、どんな場合に両方使うべき?
《乳液+クリームを使った方がいいケース》
シチュエーション | 理由 |
---|---|
乾燥がひどいとき | 乳液だけでは保湿が足りず、水分が蒸発しやすいため |
冬や乾燥する季節 | 湿度が低く、肌の水分が奪われやすいため |
エアコンの効いた室内に長時間いる | エアコンは肌を乾燥させやすいため |
夜のスキンケア | 寝ている間に水分が失われるのを防ぐため |
肌のバリア機能を強化したいとき | 乾燥から肌を守り、外部刺激をブロックするため |
お肌のバリア機能が大事な事はこのラボの読者ならご存知ですね💡
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肌質別の使い方
肌質 | 乳液のみ | 乳液+クリーム |
---|---|---|
脂性肌(オイリー肌) | ◎(乳液だけで十分) | △(ベタつく可能性) |
混合肌(インナードライ) | ○(Tゾーンは乳液のみ) | ◎(乾燥しやすい部分にクリームを追加) |
普通肌 | ◎(季節によって使い分け) | ○(乾燥する時期は両方) |
乾燥肌 | △(乳液だけでは物足りない) | ◎(しっかり保湿が必要) |
敏感肌 | ○(刺激の少ない乳液を選ぶ) | ◎(バリア機能を強化) |
《脂性肌・混合肌の場合》
・乳液だけでも十分保湿できることが多い
・クリームはTゾーンを避けて、乾燥しやすい部分にだけ塗る
《普通肌の場合》
・夏は乳液のみ、冬は乳液+クリームの使い分けがベスト
《乾燥肌・敏感肌の場合》
・基本的に両方使うのがおすすめ! 乳液で水分を補給し、クリームでフタをする
乳液とクリームの使い分け
《朝と夜で変える》
☀️朝 :乳液だけ(軽い仕上がり)
→ メイク前にベタつかず、保湿もできる
🌙夜 :乳液+クリーム(しっかり保湿)
→ 寝ている間の乾燥を防ぐ
《季節で変える》
🍉夏 :乳液のみ(軽めの保湿)
☃️冬 :乳液+クリーム(しっかり保湿)
乳液+クリームの正しい使い方
両方使う場合のスキンケアの順番
- 化粧水 → 肌に水分をしっかり補給する
- 美容液(必要に応じて) → 肌悩みに合わせた成分をプラス
- 乳液 → 肌を柔らかくし、水分と適度な油分を補給
- クリーム → 乳液で与えた水分を閉じ込め、乾燥を防ぐ
《ポイント》
・乳液を塗った後、少し時間をおいてからクリームを塗るとベタつきにくくなる
・乾燥が気になる部分だけクリームを塗るのもアリ!(例えば、目元・口元だけ)
乳液だけ・クリームだけでもOK?
肌質によっては、どちらか一方だけでもOK!
🩵乳液だけでいい人
⇒脂性肌・混合肌の人、軽い保湿で十分な人
💙クリームだけでいい人
⇒超乾燥肌の人(化粧水→クリームで済ませることも)
《テクスチャー別の乳液orクリーム》
テクスチャー | 使い方 |
---|---|
さっぱりしたい | 化粧水 → 乳液のみ |
時短ケアしたい | 化粧水 → 乳液 or クリーム(どちらか) |
しっかり保湿したい | 化粧水 → 乳液 → クリーム |
乳液とクリームって違うモノ??のまとめ
美肌は一日にして成らず。
乳液とクリームの違いや目的別の使い方をいろいろな角度で操作して参りました。
が、年齢での角度に触れていませんでした💦
45歳以上はほぼ全員、乳液とクリームの両方を使うことがベストです!!
40代も中頃に差し掛かると女性ホルモンの減少が著しく、防御力が著しく低下します。
お肌も今まで通りではなかなか潤いません!特に乾燥する季節には!!
なので、乳液+クリームが必須になると思います。
おさらい
📌乳液
⇒水分を中心に、軽い保湿を叶えてくれる万能アイテム(油分少なめ)
📌クリーム
⇒肌の水分を守り抜く“フタ”役、保湿の最終防衛ライン(油分多め)
📌どっちを使うべき?
⇒季節・肌質などによって変わるが基本は両方使う
📌基本の使い方
⇒化粧水 → 美容液 → 乳液 → クリームの順
«うるみんポイント»
・40代中頃以降は乳液でしっかり水分を入れてクリームでしっかりフタをする!
・10代でオイリー肌でも軽めの乳液で油分を少し入れてお肌の水分の蒸発を防ぐ!
(裏技:乳液を化粧水で伸ばすと、より油分が減ってベタつきが抑えられてサラっと使えますよ)
・乳液とクリームの役割を理解して、適宜上手に使うべし
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