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【美容知識】日焼け止めって何使えば良いの??紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違い

日焼け止めは毎日ちゃんと塗ったほうが良いことは分かりました。
↓↓↓

参考
【美容知識】日焼け止めって毎日、塗らないとダメ??

桜も咲いて、春満開🌸花粉もスギやらヒノキやら・・・ この季節、皆さんは日焼け止めを使用していますか??そもそも毎日日焼け止めを使用していますか?? 本日の対象者 ・日焼け止めを夏になったら塗る人 ・日 ...

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毎日塗るものだから、しっかりと成分を理解して自分に合うものを使用したいですよね。
今回は日焼け止めによる紫外線の防ぎ方の違い「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の違いを深堀り捜査してまいります。

本日の対象者

・とりあえずで日焼け止めを塗っている人

・日焼け止めに種類があることを知らなかった人

・自分にあう日焼け止めがわからない人

「紫外線吸収剤」・「紫外線散乱剤」それぞれの仕組み、メリット・デメリット、選び方のポイントを分かりやすく解説します。
自分の肌に合った日焼け止め選びの参考にしてくださいね♡

紫外線吸収剤とは?

紫外線吸収剤は、肌に届く前の紫外線を「化学的に吸収して熱などに変換」することで、肌を紫外線から守る成分です。

[太陽の紫外線] →→→【肌の表面】

(吸収剤が紫外線を吸収)

熱エネルギーに変換

👉つまり、紫外線そのものを肌に届かせずに「化学的に処理している」イメージです。

«主な成分の例»

成分名吸収する紫外線特徴
メトキシケイ皮酸エチルヘキシル主にUVB安価でよく使われる。刺激性は低め。
アボベンゾン主にUVAUVAをカバーできる数少ない成分。光に不安定。
オクトクリレンUVB+一部UVA安定性が高く、他の吸収剤を安定化させる効果もあり。

«メリット»
白浮きしない → 肌に透明になじむので、化粧下地やファンデの邪魔をしない。
 肌になじみやすく、透明で自然な仕上がりに。
軽い使用感 → 乳液・ジェル・ミルク状にしやすく、ベタつきが少ない。
 さらっとしたテクスチャーで化粧下地にも使いやすい。
高SPF・高PAにしやすい → 強力な紫外線防御力を持ちやすいので、夏のレジャーや炎天下に◎
 強い紫外線対策に適している。

«デメリット»
肌刺激になる可能性 → 吸収後の化学変化や熱エネルギーが、肌に負担になることがある。
 特に敏感肌やアレルギー体質の人は注意。
成分の光安定性 → 一部の吸収剤(特にアボベンゾンなど)は紫外線によって劣化しやすく、別の成分と組み合わせる必要がある。
 酸化防止剤との併用が必要なことも。
環境問題の影響 → 一部の吸収剤(オキシベンゾン、オクチノキサートなど)は海洋環境に影響を与えるとして、ハワイやパラオなどで使用規制されています。

«紫外線吸収剤とうまく付き合うコツ»
アルコールや香料などとの複合刺激に注意
 → 敏感肌の人は、吸収剤+アルコールの組み合わせで肌が赤くなることも。
クレンジングは丁寧に
 → 吸収剤がしっかり肌に密着するタイプは、石けんで落とせないことも。W洗顔やオイルクレンジングがおすすめ。
  💡うるみんポイント:「石けんオフOK」の表示がある日焼け止めでもクレンジングをおすすめします!!
朝のみの使用がベター
 → 夜まで不要なUVケアを続けると、肌への刺激になる可能性もあるので、落とすタイミングも重要。

紫外線散乱剤とは?

紫外線散乱剤は、微粒子の粉が肌表面で紫外線を「物理的に反射・散乱」することで紫外線を防ぎます。

[太陽の紫外線] →→→【肌の表面】
↑↑↑
(散乱剤が光を反射・散乱)

«主な成分の例»

成分名吸収する紫外線特徴
酸化チタン主にUVB・一部UVA安定性が高く、白色顔料としても使用される
酸化亜鉛UVB+UVA全域広範囲に紫外線カットでき、肌に優しい

«メリット»
肌に優しい → 化学反応を起こさないため、敏感肌・子どもでも使いやすい。
紫外線全体を広くカバー UVA、UVBともに対応できる → 紫外線老化対策にも◎
安定性が高い → 吸収剤のように「分解・劣化」しにくいので持続性が高い。
 光や熱で分解しにくく、成分の劣化が少ない。

«デメリット»
白浮きしやすい → 特にノンナノ処方の場合、肌に白く残りやすい。
きしみや重たさを感じやすい → パウダーっぽい使用感が苦手な人も。
ナノ化による懸念もある → ナノサイズ化された酸化チタン・酸化亜鉛は肌なじみが良い一方で、肺に吸い込むと問題になる恐れ(スプレー不可)や一部では環境影響も懸念されている。

«紫外線散乱剤を選ぶときのチェックポイント»

  1. 成分表示で「酸化チタン」「酸化亜鉛」が主成分か確認 → 紫外線散乱剤と呼ばれるものは、基本的にこの2種類です。
    ・製品裏の【全成分表示】に、「紫外線吸収剤」が含まれていないかもチェック
    ・「メトキシケイ皮酸エチルヘキシル」「オクトクリレン」などがあれば吸収剤も配合されているので注意
  2. 『ノンケミカル(吸収剤不使用)』と明記されているか?
    ・紫外線吸収剤を使わず、散乱剤のみで構成された日焼け止めは「ノンケミカル」と表記されていることが多いです。
    🔍探すべき表記
     『紫外線吸収剤フリー』
     『ノンケミカル処方』
     『ミネラルUV』
     『物理UV』
    💡ただし “ノンケミカル”という表現は明確な法律上の定義がなく、企業によって基準に差があるため、 「成分チェック」が一番確実です!
  3. 【ナノ or 非ナノ】の粒子サイズ表記に注目
    ナノ粒子:肌なじみ◎、白浮きしにくい、仕上がりがキレイ
    非ナノ粒子:白浮きしやすいが、防御力が高く安心感あり
    ・商品パッケージに「ナノ化不使用」「ノンナノ」と書かれていれば非ナノタイプ。
    ・ナノタイプでも安全性の高い処方が多いですが、「スプレータイプ」だけは避けるのが◎(吸い込みリスク)
  4. 【落としやすさ】石けんで落ちるか?
    ・散乱剤タイプの多くは「石けんで落ちる」とされていますが、高SPF/PA・ウォータープルーフ製品は注意が必要。
    《うるみんポイント》
     💡うるみん的には日焼け止めだけでもクレンジングを推奨します。
      肌タイプにもよりますが、「日焼け止めが肌に残るリスク」と「石けんだけでゴシゴシしてしまう」よりは
    クレンジングで浮かせて落とすほうが肌負担も少なくしっかりと日焼け止めが落とせます。
  5. 保湿成分や美容成分の有無
    ・散乱剤のみの処方は、乾燥しやすく粉っぽいと感じることも。だからこそ、保湿成分入りかどうかが超重要✨
    《あると嬉しい成分》
     ヒアルロン酸、セラミド、スクワラン、グリセリン、カミツレ花エキスなどの整肌成分
     ※毛穴を気にしている人はグリセリンは△

どちらを選ぶべき?肌タイプ別のおすすめ

💙肌弱さん(敏感肌・赤ちゃん・アトピー肌の方)
紫外線散乱剤がおすすめ!
肌への負担が少なく、刺激性が低い。ノンケミカル(日焼け止めに吸収剤を使っていないタイプ)と表示されているものを選ぶと◎

💙普通肌さん(化粧ノリを重視したい方)
紫外線吸収剤入りの日焼け止めも選択肢に!
白浮きせず、さらっとした感触で化粧下地にも最適。

💙強い紫外線対策が必要な場合(アウトドアやレジャー・スポーツの時)
収剤+散乱剤の併用タイプがおすすめ
SPFやPA値が高く、汗・水に強いウォータープルーフタイプなら長時間の紫外線対策にも安心です。

「ノンケミカル=肌に優しい」は本当?

「ノンケミカル処方」とは、一般的に紫外線吸収剤不使用を意味します。つまり、紫外線散乱剤のみを使っている処方です。

ただし、「ケミカル=悪い」というわけではありません。化学的に合成された吸収剤でも、厳しい基準をクリアしており、多くの人にとって安全に使えるものです。

重要なのは「肌に合うかどうか」
過去に日焼け止めで肌荒れしたことがある方は、まずは紫外線散乱剤メインの製品から試してみると安心です。

シーン別の使い分け

シーンおすすめ理由
毎日の通勤・通学吸収剤タイプ使い勝手GOOD👍️(軽くて化粧がよれにくい)
海や山でのレジャー吸収剤+散乱剤紫外線カット力重視
赤ちゃん・敏感肌散乱剤(ノンケミカル)肌への刺激が少ない
在宅や日差しの少ない日軽めの散乱剤タイプ最小限のUV対策でOK

日焼け止めって何使えば良いの??紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違いのまとめ

美肌は一日にして成らず。

日焼け止めの種類や違いについて調査してまいりました。
結論として人によっておすすめ出来るものが違うので、自分のタイプと使うシーンに合わせて選びましょう。

おさらい

📌紫外線吸収剤(ケミカル):使用感が良く白浮きしにくく高SPFにしやすい、紫外線を吸収して熱に変換しているので人によっては刺激を感じる。

📌紫外線散乱剤(ノンケミ):紫外線を反射・散乱させているので低刺激なものが多い。UVAのカット力が高いが白浮きしやすい。

«うるみんポイント»
・肌が弱い人以外は、ケミカルを含む日焼け止めが推奨です。なぜならしっかりとUVをカット出来て使用感が良いからです。
 白浮きしにくいので、ちゃんと適量塗ることも簡単なので効果をしっかりと出すことがしやすいです。
・お部屋で過ごす時などはノンケミカルで肌負担を減らしても良き。
基本の知識を頭に入れつつ、本当に人によって合う合わないがあるのでテスターがあるなら必ず試してみて欲しいです。

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