知識の泉

【美容知識】日焼け止めとUV化粧下地は同じもの??

紫外線を防ぐために、UV効果のある下地を付けていました。
何故か顔に付けるとモロモロが出る💦
手の甲で試す時は、大丈夫なのに・・・
私の体験談から発覚した事実を公開したいと思います。

本日の対象者

・紫外線を意識しているが、防御方法はイマイチ理解できてない人

・日焼け止めを適当に塗っている人

・日焼け止めを塗るとでカスが出る人(モロモロしちゃう人)

結論

日焼け止めとUV化粧下地は「似て非なるもの」!

日焼け止めとUV化粧下地は似ているようで、目的や構成が少し違います。
今回は、それぞれの役割や使い分け重ねる場合の順番などを、美容成分の視点からもしっかり捜査していきたいと思います。

そもそも「日焼け止め」と「UV化粧下地」の違いって何?

まずは、それぞれの定義から見ていきましょう。

日焼け止めとは?

日焼け止め(サンスクリーン)は、肌に直接塗布して紫外線(UV)を防ぐことを目的としたスキンケアアイテムです。紫外線には主に2種類あります。
 ・UV-A(長波長紫外線):肌の奥(真皮)まで到達し、シワやたるみの原因に。
 ・UV-B(中波長紫外線):表皮に強く作用し、赤みや炎症、メラニンの生成を促す。

日焼け止めには、これらの紫外線をカットするために以下の2種類の「紫外線防御成分」が含まれます。
 ・紫外線吸収剤(例:メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)
  ⇒紫外線を吸収して熱に変換するタイプ。使用感が軽く、透明感がある。
 ・紫外線散乱剤(例:酸化チタン、酸化亜鉛)
  ⇒紫外線を跳ね返すタイプ。敏感肌向けに多く、白浮きしやすいことも。

UV化粧下地とは?

一方、UV化粧下地は、ファンデーションの前に使用して化粧持ちや肌の仕上がりを整えるものですが、そのうえで紫外線対策機能も持たせた製品です。

つまり、UV化粧下地は「化粧下地」に「日焼け止め機能」がプラスされたアイテムというわけです。

下地の主な機能
 ・肌の凹凸を整えてファンデのノリをよくする
 ・色ムラやくすみを補正する(カラーコントロール)
 ・メイクの崩れを防ぐ
 ・最近ではスキンケア成分配合も

このように、UV化粧下地は「メイクの一部」でありながら、「UVカットもできる便利アイテム」という立ち位置です。
うるみんが持っていたアイテムもほぼ「UV化粧下地」でした。

UV化粧下地は「薄く塗りがち」なので注意

UV下地はメイクの一環として使われるため、以下のような傾向があります。
 ・薄く伸ばしてしまう(厚塗りを避けるため)
 ・補正効果やトーンアップ重視で、紫外線防御は「おまけ」扱い
 ・ファンデと合わせる前提なので、「SPF効果だけ」で頼りすぎると不十分

UV下地1回の使用量は、効果をフルに出すにはやや少なめ
パッケージには「パール1粒分」などと書かれていることが多いですが、これは紫外線対策としては少なすぎることもあります。

日焼け止めの「適量」は意外と多い!

紫外線防御効果(SPF/PA)をパッケージ通りに発揮させるための量は、日本の化粧品基準(JIS)で以下のように定められています。

顔全体で約2mg/cm² → 顔全体に塗るには「約0.8g(1円玉2枚分程度)」が目安!

乳液タイプやジェル状なら大豆1粒大〜500円玉大
指2本に伸ばす「2フィンガールール」も有名

実際は、多くの人が半分以下の量しか使っていないと言われています。これではSPF50でも、実際はSPF15程度の効果しか出ない可能性も。

うるみんの失敗談

うるみんのメイクボックスに入っていたのは日焼け止め1つとUV化粧下地が5つでした。

日焼け止めを顔に塗る量として2フィンガーが適量と最近になって知りました。
私が塗っていたのは、1円玉1枚分くらいだったので、十分に効果が発揮出来る量ではなかったと思います。

それ以来、日焼け止めはたっぷり使っていたのですが・・・
なんだかモロモロが出やすい💦

スキンケアの水分や油分が残っているとモロモロが出やすいと聞いたので、スキンケアの後は5分くらい馴染ませています
さらにティッシュオフもしてから日焼け止めを塗ってもモロモロが出る💦

でも手の甲で試す時は、全くモロモロが出ない
なぜ??????

スキンケアの何かの成分が相性が悪くてモロモロが出るのかと思い、顔をクレンジングでリセットして化粧水から調べる。
化粧水だけの状態で5分おいてテッシュオフして、日焼け止めを塗る。
化粧水の段階でモロモロ。。。化粧水が悪いの???スキンケアが何も出来なくなるじゃん??

でも手の甲で化粧水⇒美容液⇒クリームの後に日焼け止めをしてもモロモロが出ない
なぜ??????

もしやと思い3度目の洗顔をした後に、日焼け止めの記載を見ると「UV化粧下地」
適量のパール1粒を塗ってみると・・・・モロモロが出にくい!!

手の甲で試す時は、試しなので少量だったのでモロモロが出なかったのかもしれません。

この時に初めて下地は厚塗り出来るように設計されていないことを知りました💦
本当に恥ずかしい🫥

おすすめは併用

基本ルール:シーンに応じて使い分けよう

  • 日常生活(通勤・買い物・室内中心)
    SPF20〜30程度のUV化粧下地でもOK
    → ただし、屋内でも紫外線は窓から入ってきます!
  • 屋外で長時間過ごす日(レジャー・運動・アウトドア)
     日焼け止め+UV下地の併用がベスト

重ねる順番は?

1. スキンケア → 2. 日焼け止め → 3. UV化粧下地 → 4. ファンデーション

日焼け止めは「スキンケアの最後に塗る」と覚えておくと良いです。その上から下地を使うことで、より紫外線カットのレイヤーが重なり、メイク崩れもしにくくなります。

重ねることで安心量に近づく

  • UV下地だけだと量が不足しがち
  • 日焼け止めをスキンケア後に仕込むことで、しっかりカバー
  • その上にUV下地+ファンデ(UV入り)と重ねれば、かなり安心

「日焼け止め+UV下地+UVファンデ」=少ない量でも合算効果でバリア力UP
パッケージの記載通りの量でモロモロしにくいし、UV効果も発揮出来る

「塗り直し問題」への対処法

UVアイテムの効果は時間が経つと低下します。汗や皮脂、摩擦によって落ちてしまうからです。

塗り直しのポイント

  • 日焼け止め2〜3時間ごとの塗り直しが理想。スプレーやミルクタイプが便利。
  • メイク後の塗り直しにはUVカット機能のあるフェイスパウダークッションファンデを使うと◎

日焼け止めとUV下地は「似て非なるもの」

最初に結論として出しましたが、日焼け止めとUV下地は「似て非なるもの」です。

  • 日焼け止めはスキンケアの一部
  • UV下地はベースメイクの一部
  • 紫外線防止効果は共通していても、役割や成分設計が異なる

両者をうまく使い分けたり重ねたりすることで、肌への負担を抑えながら、しっかりと紫外線から守ることができます。

おすすめの使い分け例

シチュエーションおすすめの使い方
オフィス勤務UV下地のみでOK(SPF30/PA+++程度)
日差しが強い日日焼け止め+UV下地
ノーメイクで過ごす日日焼け止めだけをスキンケアの最後に
敏感肌の人紫外線散乱剤のみの日焼け止め+肌にやさしい下地

日焼け止めとUV化粧下地は同じもの??のまとめ。

美肌は一日にして成らず。

今回は日焼け止めとUV化粧下地の違いについて捜査してまいりました。
その結果、日焼け止めとUV化粧下地は役割や成分設計が異なるので違うものと判断できました。

きちんと役割を理解して併用することで、UV効果を発揮出来ます。

おさらい

📌日焼け止めとUV化粧下地は別物

📌日焼け止めはスキンケアの一部で表示のSPFを出すには意外と使用量が必要(2フィンガー)

📌UV化粧下地はベースメイクの一部、パッケージの指示通りでは紫外線防止効果は十分に得られないことも

📌きちんと紫外線をブロックした場合は日焼け止めとUV化粧下地を併用する

📌日焼け止めの成分が負担になる場合もあるのでシーンに合わせて、使い分けることがコツ

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